今日紹介するお酒は
《ジムビーム・デビルズ・カット》です。
デビルズ・カットってあまり聞きなれない言葉ですよね。
でも、エンジェルズ・シェアなら聞いた事がある人もいるのではないでしょうか。
樽で熟成を重ねるウイスキーは毎年2%づつ減っていきます。この減った分をエンジェルズ・シェア(天使の分け前)とよびます。
「天使の分け前」という映画もあるので興味のある方は探してみてください。ウイスキーの事はもちろんですが、家族や民族とは何かも考えさせられます。
話を戻しますと
当然、熟成期間が長ければお酒はたくさん無くなります。
もし400L仕込んだとして、一般的な12年物のスコッチは約87L天使に分け前をあげています。
以前に
高嶺の華だったあの子を手に入れたで紹介したバランタイン30年だと、なんと220Lほど天使に持っていかれてしまう計算になるんですね。
400L仕込んでも出来上がるのは半分以下の175Lなんです。
良いウイスキーを造りたければ、天使の分け前をケチってはだめということですね。
でも分け前を持っていくのは天使だけじゃないんです。
そう悪魔も分け前を持っていきます。
それをデビルズ・カットと呼びます。
エンジェルズ・シェアは、ウイスキーを熟成させている間に蒸発してなくなる分でしたが、デビルズ・カットは熟成が終わって樽からウイスキーを取りだした後、樽に染み込んでいるウイスキーの事です。
とくにバーボンは、新樽を使用しているのでスコッチよりもこのデビルズ・カットが多くなります。
その悪魔に取られたウイスキーをジムビーム社が悪魔から取り返しました。
それが、このジムビーム・デビルズカットです
どうやって取り戻したのか気になるところですが、ざっくり説明すると空き樽に水を入れて機械でバシャバシャしているそうです。
まるで、シャンプーが無くなった後にに水を入れてやるあれですね。
でもバカにしてはいけないですよ。
なんとジムビーム社はこのバシャバシャで特許をもっているんですから
そうやって悪魔から取り返した分と、同じ樽で熟成していたウイスキーをもう一度ブレンドして造られた
《ジムビーム・デビルズ・カット》
さて、悪魔から取り返したお酒がどんな味なのか気になるところです。
それでは今夜も良い夜を♪
追記
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《ショット バー アイラ》沖縄市(コザ)銀天街で世界一のバーボンを飲む
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