スコッチウイスキー
どちらかに決めればこんな思いはしなくてすむのに
今日紹介するお酒は《グレンファークラス》です。
グレンファークラス蒸留所が建設されたのは1836年で、その後1865年にグラント家が買収。
以来6代にわたって、グラント家がグレンファークラスの経営をしてます。
同一ファミリーが経営を続ける蒸留所としては、スプリングバンクについで、スコットランドで2番目、スペイサイドでは一番古い蒸留所です。
では、今日は《グレンファークラス》4本同時にいきます。
《グレンファークラス10年》

《グレンファークラス》のスタンダードボトル
バランスがよく、上品な感じでどちらかというとドライな味わい。
《グレンファークラス12年》

ややスモーキーで、しっかりしたボディ。シェリー樽熟成による風味も豊かで、余韻も長い
2006年のTHE SINGLE MALT WORLD CUPで“ベスト・シェリード・ウイスキー”の称号に輝きました。
《グレンファークラス15年》

《グレンファークラス》のオフィシャルボトルの中でも、専門家の評価が特に高い銘柄と言われ「とても優れたスペイサイドモルト」と評されたりしています。
《グレンファークラス105》

「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーが好んで飲んだといわれるお酒で、《グレンファークラス》のカスク・ストレングス(樽出し原酒)になります。
60度と高いアルコール度数のわりには甘味もあり、香り味わいともにコクがあります。
これを読んで「《グレンファークラス105》の105はプルーフじゃないの?」と思ったあなた、するどい!
間違いなくプルーフです。
でも、おかしいですよね。
プルーフは度数を2倍した値のはずなので、105プルーフなら105÷2=52,5度のはず。
じゃあ60度は間違い?
間違いではないんです。
プルーフにはアメリカで使われているUSプルーフとイギリスで使われているUKプルーフがあります。
そして、アメリカのUSプルーフとイギリスのUKプルーフは計算式が違うんです 。
USプルーフは度数を2倍した値ですが、イギリスで使われているUKプルーフは度数を1.751倍した値になります。
なのでアメリカのお酒であるバーボンなら105プルーフなら52.5ですが、スコッチの105プルーフは105÷1.751≒59,96で約60度になります。
めんどくせ~(笑)
ちょっと話がそれたので《グレンファークラス》の紹介に戻りますね。
この《グレンファークラス》はよく《マッカラン》と比べられたりするので、ちょっと比べてみました。
題して《マッカラン》vs《グレンファークラス》
《マッカラン》はスペイサイド最小のポットスチル、《グレンファークラス》はスペイサイド最大のポットスチル
《マッカラン》はスチーム式蒸留、《グレンファークラス》はガス直火焚き蒸留
《マッカラン》はスパニッシュオークのオロロソ·シエリー樽、《グレンファークラス》はオロロソ以外のシエリー樽も使い、さらにスパニッシュオークだけでなく、アメリカン·ホワイトオークのシェリー樽も使用する。
《マッカラン》は様々なウッドフィニッシュを出している、《グレンファークラス》はウッドフィニッシュを、いっさいやらない
《マッカラン》はサントリーに属している、《グレンファークラス》は152年間同じ家族が経営する蒸留所。
こうやって比べるとそれぞれの考え方の違いが面白いですね。
ウイスキー好きな人達の間ではマッカランを飲むならグレンファークラスを勧めるという人が結構いますがあなたの好みはどっちでしょうか?
それでは今夜もよい夜を♪
※営業時間やお店の場所、連絡先等はプロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
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このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。
グレンファークラス蒸留所が建設されたのは1836年で、その後1865年にグラント家が買収。
以来6代にわたって、グラント家がグレンファークラスの経営をしてます。
同一ファミリーが経営を続ける蒸留所としては、スプリングバンクについで、スコットランドで2番目、スペイサイドでは一番古い蒸留所です。
では、今日は《グレンファークラス》4本同時にいきます。
《グレンファークラス10年》
《グレンファークラス》のスタンダードボトル
バランスがよく、上品な感じでどちらかというとドライな味わい。
《グレンファークラス12年》
ややスモーキーで、しっかりしたボディ。シェリー樽熟成による風味も豊かで、余韻も長い
2006年のTHE SINGLE MALT WORLD CUPで“ベスト・シェリード・ウイスキー”の称号に輝きました。
《グレンファークラス15年》
《グレンファークラス》のオフィシャルボトルの中でも、専門家の評価が特に高い銘柄と言われ「とても優れたスペイサイドモルト」と評されたりしています。
《グレンファークラス105》
「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーが好んで飲んだといわれるお酒で、《グレンファークラス》のカスク・ストレングス(樽出し原酒)になります。
60度と高いアルコール度数のわりには甘味もあり、香り味わいともにコクがあります。
これを読んで「《グレンファークラス105》の105はプルーフじゃないの?」と思ったあなた、するどい!
間違いなくプルーフです。
でも、おかしいですよね。
プルーフは度数を2倍した値のはずなので、105プルーフなら105÷2=52,5度のはず。
じゃあ60度は間違い?
間違いではないんです。
プルーフにはアメリカで使われているUSプルーフとイギリスで使われているUKプルーフがあります。
そして、アメリカのUSプルーフとイギリスのUKプルーフは計算式が違うんです 。
USプルーフは度数を2倍した値ですが、イギリスで使われているUKプルーフは度数を1.751倍した値になります。
なのでアメリカのお酒であるバーボンなら105プルーフなら52.5ですが、スコッチの105プルーフは105÷1.751≒59,96で約60度になります。
めんどくせ~(笑)
ちょっと話がそれたので《グレンファークラス》の紹介に戻りますね。
この《グレンファークラス》はよく《マッカラン》と比べられたりするので、ちょっと比べてみました。
題して《マッカラン》vs《グレンファークラス》
《マッカラン》はスペイサイド最小のポットスチル、《グレンファークラス》はスペイサイド最大のポットスチル
《マッカラン》はスチーム式蒸留、《グレンファークラス》はガス直火焚き蒸留
《マッカラン》はスパニッシュオークのオロロソ·シエリー樽、《グレンファークラス》はオロロソ以外のシエリー樽も使い、さらにスパニッシュオークだけでなく、アメリカン·ホワイトオークのシェリー樽も使用する。
《マッカラン》は様々なウッドフィニッシュを出している、《グレンファークラス》はウッドフィニッシュを、いっさいやらない
《マッカラン》はサントリーに属している、《グレンファークラス》は152年間同じ家族が経営する蒸留所。
こうやって比べるとそれぞれの考え方の違いが面白いですね。
ウイスキー好きな人達の間ではマッカランを飲むならグレンファークラスを勧めるという人が結構いますがあなたの好みはどっちでしょうか?
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