今日紹介するお酒は《クラガンモア12年》です。


一般にはあまりなじみが無い名前かもしれないですが、かの有名なマイケルジャクソン氏が高評価をしている隠れた名酒です。



あっ、こっちじゃないです。





ウイスキーの世界で、マイケルジャクソンと言えばこのよっぱらいのおっさん世界的に有名なウイスキー評論家のこの御仁のことです。


マイケルジャクソン氏の評価は
「スペイサイドで最も偉大なシングルモルトの一つ。エレガントかつ厳粛な味わいで、ためらいがちと言っていいほど、ゆっくりとその個性を現す。口の中に様々なフレーバーが花開き、長く尾を引くフィニッシュへと続く」

中々の高評価ですよね。

クラガンモア蒸留所は1869年に、マッカラン、グレンリベットなどの蒸留所に勤めていたジョン・スミスによって設立されたのですが、原酒の91%がブレンデッドウイスキー用として、他の蒸留所に供給され、シングルモルトとして販売しているのは全体の9%だけなんです。

だから、シングルモルトとしての知名度はいまいち。

でもきっと多くの日本人が飲んでいるのもクラガンモアです。

クラガンモアが使用されている代表的なブレンデッドウイスキーは、岩倉具視使節団がスコットランドからが持ち帰り、日本で始めて紹介されたスコッチと言われている「オールドパー」や僕より少し先輩の世代では、高級ウイスキーの代名詞だった「ジョニ黒」などです。

どちらも日本で人気のスコッチですから、知らずにクラガンモアを飲んでいたということですね。


そして、クラガンモアの最大の特徴は頭が平らなポットスティルを使って蒸留していることなのですが。


このポットスティル、設立者のジョン・スミス氏の設計ということです、でも、なんでこの形なのかは良くわかりません。
「蒸気の下にある不純物が落ち、上部だけが蒸留されるように」とか「中に入りきれなかったから」とか諸説ありますが、なんとなく後付け感が・・・
　
ちなみにこれが一般的に良く使われているポットスティル


明らかに頭の形が違いますね

でも、理由はどうあれクラガンモア12年は、このポットスティルで癖が無く華やかでとても飲みやすいウイスキーに仕上がっていることには違いないので、ウイスキー初心者の方にもお勧めです。

マイケルジャクソン氏の評価に納得なのか、それとも全く別の評価になるのか試してみて下さい


それでは今夜も良い夜を♪


追記
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連絡先：090-8292-6256
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