《ショット バー アイラ》沖縄市(コザ)銀天街のbarでウイスキーを飲む

沖縄市銀天街にある小さなBARです。幻のバーボン、金賞受賞ウイスキー、絶版スコッチ、オリジナルカクテル、ハイネケン生、ここでしか飲めない命の水を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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その他お酒

愛の逃避行!?

今回はラスティネイルでお馴染みの《ドランブイ》と言うリキュールを紹介します。
愛の逃避行!?
《ドランブイ》は元々スコットランド王家であったスチュワート家の秘蔵酒で、今は以前に紹介した《タリスカー》と同じスカイ島で造られている。

そして《ドランブイ》がスカイ島で造られている背景にはイングランドの歴史が関わっている。

1700年頃のイングランドは名誉革命によって政治が大きく変わろうとしていた。

しかし、その変革に異議を唱える人々が少なからずいた。その勢力をジャコバイトと言い1745年にチャールズ・エドワード・ステュアート王子を立て通称ジャコバイトの反乱を起こすのだが、数で勝る正規軍にジャコバイト軍は次第に追い詰められ、スチュワート王子は逃亡生活を余儀なくされた。

その際に王子を助けたのが、スカイ島の人々でスチュワート王子には3万ポンド(現在の日本円でおよそ5億円)の賞金がかけられていた。にも関わらずスカイ島の人々は、誰1人王子を裏切る様な事はしなかった。そこで彼を護衛していたハイランドの士を代表してジョン・マッキノン(John Mackinnon)に、感謝の意を込めて王家秘伝の酒の製法が授けられた。この酒がドランブイである。


この物語にはまた別のお話もある。それが、スチュワート王子と王子の逃避行を助けたフローラ・マクドナルドの話だ。


カローデンでの敗北後(1746年)スチュワート王子は正規軍の手を逃れサウス・ユーイースト島にたどり着いていた。そして、そこからスカイ島まで王子を送り届ける事になったのがフローラである。

正規軍が懸命に王子を探し海上封鎖している中、フローラは追っ手の目を逃れるために、王子を女装させ自分の侍女として小舟に乗せ、命懸でスカイ島を目指して出発する。

フローラとスチュワート王子は、いくつかの危機を乗り越えてスカイ島にたどり着き、2人の4日間の逃避行は無事終わりを告げるのだが、別れ際にスチュワート王子は、自分の巻き髪をフローラに渡し再開の約束をしスカイ島から旅立つ。

この時スチュワート王子26歳フローラ24歳だった。
その後スチュワート王子はフランスに亡命し、フローラは正規軍に捕らえられるも8ヶ月後に釈放されスカイ島に戻されるのだが、歴史の波に翻弄された2人は再開の約束を果す事無く、スチュワート王子は68歳でローマにてその生涯を終え、フローラもその2年後同じ68歳でスカイ島にて生涯を終えた。


そして、スチュワート王子がフローラに渡した巻き髪は今もダンヴェンガン城に大切に保管されていると言う。

追記

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