ウイスキーその他お酒
世界6大ウイスキーになる!?
今日紹介するお酒は
《カバラン ディスティラリーセレクト》です

以前はうちのお店にも
カバラン クラシック
カバラン コンサートマスター
カバラン エクスバーボンオーク
の3種類があったんですが
どれも強気の値段設定なので
しばらく仕入れていませんでした
けど
《カバラン ディスティラリーセレクト》は
カバランの美味しさはそのままで
庶民が手の届く価格で販売されました
「Kavalan」とは「平原の人」という意味で
台湾原住民である
クバラン族(カバラン族、噶瑪蘭族)に由来してます
造っているのは
台湾宜蘭県に本社を置く《金車》という会社
この会社は元々は缶コーヒー、
お茶、乳酸菌飲料、ミネラルウオーター
などをと取り扱う飲料メーカーで
1996年に
日本の大塚製薬と金車大塚股份有限公司を設立し
日本でもおなじみのSOYJOYやポカリスウェットの
製造販売もしています
その
清涼飲料水を製造している《金車》で
ウイスキー造りを打ち出したのが
創業者の息子である
李玉鼎[アルバート・リー]さんでした
この方
1965年、台湾新北市生まれで
なんと
明治大学商学部産業経営学科の卒業生なんです
明治大学卒業後に
父が創業した金車グループに入社し
現在は総経理となっています
総経理がどんな立場なのかはよくわかりませんが
きっと偉い人だと思います
彼は台湾の亜熱帯性の気候は
ウイスキー作りに適さないと反対されながら
「本社は雪山山脈のふもとに位置していて良質な水が流れている良いウイスキーに必要なのは良い水であり
気温や湿度はコンピューター制御で何とかなる」と
周囲の反対を押し切り
スコットランドから蒸留釜(ポットスティル)を輸入し
アメリカやスペインなどから入手した貯蔵樽を用いて
2005年にカバラン蒸留所を設立
2006年に蒸留を開始
2008年に第一作目である
《カバランクラシックシングルモルトウイスキー》を発売
こうして造られた台湾初のウイスキー《カバラン》は
2009年の
IWSC
(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)
では初参加で銀賞を受賞
しかし
カバランの名を世界に知らしめたのは
2010年にスコットランドで開催された
「バーンズ・ナイト」のテイスティング大会でした
この大会は
2010年1月にスコットランドのエディンバラで開催された
ウイスキーのブラインドテイスティングイベントで
イングランド産ウイスキーと
スコットランド産ウイスキー(スコッチ)を比べてみようと
バーンズ・ナイトの催しとして
イングランドの新聞社が開催したものでした
「スコッチには及ばないけどイングランドのウイスキーもなかなか美味いね」
とかいう結果を皆が想定している中
圧倒的に他を引き離して支持を得たのが
ゲスト参加だった台湾ウイスキーでした
この予期せぬ結果に
ウイスキー評論家の
チャールズ・マクリーン氏は天を仰いだといいます。
このときが
世界のウイスキー愛好家が台湾ウイスキーに注目した瞬間でした
以降、世界で最も権威あるウイスキーコンペティション
WWAを2015年と2016年に連続受賞
2016年のIWSCでは
ウイスキー蒸留所世界最高賞を受賞しました。
カバランウイスキーは
雪山(せつざん)山脈の水を使用し
原料から製造まですべて台湾国内で行う徹底ぶり
ウイスキーは寒冷地の酒
という常識を根底から覆し
温暖湿潤な気候により
早期に熟成が進むという利点を生かした
製造工程を確立しました。
あくまでも僕の推測ですが
李玉鼎さんは
明治大学時代に
ジャパニーズウイスキーも
相当飲んだのではないでしょうか
だとしたらカバラン誕生の裏には
ジャパニーズウイスキーの
影響があるのかもしれないですね
それでは皆様も良い夜を♪
※営業時間やお店の場所連絡先等は
プロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
読者登録すると最新の情報をメールでお知らせします。
なお、このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。
《カバラン ディスティラリーセレクト》です
以前はうちのお店にも
カバラン クラシック
カバラン コンサートマスター
カバラン エクスバーボンオーク
の3種類があったんですが
どれも強気の値段設定なので
しばらく仕入れていませんでした
けど
《カバラン ディスティラリーセレクト》は
カバランの美味しさはそのままで
庶民が手の届く価格で販売されました
「Kavalan」とは「平原の人」という意味で
台湾原住民である
クバラン族(カバラン族、噶瑪蘭族)に由来してます
造っているのは
台湾宜蘭県に本社を置く《金車》という会社
この会社は元々は缶コーヒー、
お茶、乳酸菌飲料、ミネラルウオーター
などをと取り扱う飲料メーカーで
1996年に
日本の大塚製薬と金車大塚股份有限公司を設立し
日本でもおなじみのSOYJOYやポカリスウェットの
製造販売もしています
その
清涼飲料水を製造している《金車》で
ウイスキー造りを打ち出したのが
創業者の息子である
李玉鼎[アルバート・リー]さんでした
この方
1965年、台湾新北市生まれで
なんと
明治大学商学部産業経営学科の卒業生なんです
明治大学卒業後に
父が創業した金車グループに入社し
現在は総経理となっています
総経理がどんな立場なのかはよくわかりませんが
きっと偉い人だと思います
彼は台湾の亜熱帯性の気候は
ウイスキー作りに適さないと反対されながら
「本社は雪山山脈のふもとに位置していて良質な水が流れている良いウイスキーに必要なのは良い水であり
気温や湿度はコンピューター制御で何とかなる」と
周囲の反対を押し切り
スコットランドから蒸留釜(ポットスティル)を輸入し
アメリカやスペインなどから入手した貯蔵樽を用いて
2005年にカバラン蒸留所を設立
2006年に蒸留を開始
2008年に第一作目である
《カバランクラシックシングルモルトウイスキー》を発売
こうして造られた台湾初のウイスキー《カバラン》は
2009年の
IWSC
(インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション)
では初参加で銀賞を受賞
しかし
カバランの名を世界に知らしめたのは
2010年にスコットランドで開催された
「バーンズ・ナイト」のテイスティング大会でした
この大会は
2010年1月にスコットランドのエディンバラで開催された
ウイスキーのブラインドテイスティングイベントで
イングランド産ウイスキーと
スコットランド産ウイスキー(スコッチ)を比べてみようと
バーンズ・ナイトの催しとして
イングランドの新聞社が開催したものでした
「スコッチには及ばないけどイングランドのウイスキーもなかなか美味いね」
とかいう結果を皆が想定している中
圧倒的に他を引き離して支持を得たのが
ゲスト参加だった台湾ウイスキーでした
この予期せぬ結果に
ウイスキー評論家の
チャールズ・マクリーン氏は天を仰いだといいます。
このときが
世界のウイスキー愛好家が台湾ウイスキーに注目した瞬間でした
以降、世界で最も権威あるウイスキーコンペティション
WWAを2015年と2016年に連続受賞
2016年のIWSCでは
ウイスキー蒸留所世界最高賞を受賞しました。
カバランウイスキーは
雪山(せつざん)山脈の水を使用し
原料から製造まですべて台湾国内で行う徹底ぶり
ウイスキーは寒冷地の酒
という常識を根底から覆し
温暖湿潤な気候により
早期に熟成が進むという利点を生かした
製造工程を確立しました。
あくまでも僕の推測ですが
李玉鼎さんは
明治大学時代に
ジャパニーズウイスキーも
相当飲んだのではないでしょうか
だとしたらカバラン誕生の裏には
ジャパニーズウイスキーの
影響があるのかもしれないですね
それでは皆様も良い夜を♪
※営業時間やお店の場所連絡先等は
プロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
読者登録すると最新の情報をメールでお知らせします。
なお、このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。