その他お酒
法の網をくぐって世に出ました
今日紹介するお酒は《八重泉 BARREL (バレル)》です。

今のところアイラにある泡盛は
これと

これ

だけです。
《泡波》は波照間島で造られている幻の泡盛
《八重泉グリーンボトル》は泡盛をヨーロピアンオークで熟成させた泡盛
今回紹介する《八重泉 BARREL》は、その《八重泉グリーンボトル》の原酒になります。
最初に《八重泉グリーンボトル》をのんだ時、「もう少し熟成したらもっと美味くなるかも」と思ったんですが、残念ながら泡盛を長期樽熟成することは無理なんですよね。
正確には熟成させることは可能だけど販売することが出来ないんです。
それは、酒税法なる法律で「色が濃い焼酎は売ってはいけません」と決まっていて、泡盛も法律上は焼酎に分類されるので、いくら望んでも長期樽熟成の泡盛は一般の人は飲めないんです。
『酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達』
令第56条第3項後段《承認を受ける義務》に規定する木製の容器に貯蔵したしょうちゅう等を移出する場合の承認
(1) 着色度
貯蔵後のしょうちゅう等を移出する際にして、当該酒類について光電光度計を用いて430ナノメートル(nm)及び480ナノメートル(nm)の吸光度をそれぞれ測定し、その着色度がいずれも0.080以下となるもの。
何を言っているのかさっぱり分かりませんが、要するに「焼酎はウイスキーの10分の1以下の濃さじゃないと蒸留所の外の出してはいけませんよ」という事らしいです。
この法律に何の意味があるのか謎ですが、法律があるいじょう長期樽熟成した泡盛を販売したら違法となるわけです。
それなら
綺麗な琥珀色の《八重泉 BARREL》は違法?

確かに《泡盛》なら完全にアウトです。
が
《八重泉 BARREL》は泡盛じゃありません
アルコール度数40度ありますがリキュールです。
泡盛に糖を加えることでリキュールとして販売しちゃいました。
ただ、長期熟成と言っているけどラベルに年数表記が無く、八重泉のホームページを調べたのですが、そこにも熟成年数は載ってませんでした。
そこで、八重泉酒造に直接問い合わせたところ10年熟成物だそうです。
正直、これを飲んだとき僕は衝撃でした。
こんな泡盛が造れるんだと思うと同時に泡盛の可能性を感じました。
伝統を守ることはとても大事ですが、世界に目を向けて新たなる挑戦をすることも大事じゃないですかね。
新しい考えを受け入れても、昔ながらの伝統的泡盛がくなるとも思えないんですが、
昔ながらの泡盛も新しい泡盛も両方有り
というわけにはいかないのでしょうか
その意味では《泡盛》の冠を外してまで販売した《八重泉 BARREL》はすばらしい挑戦だと僕は思います。
泡盛を樽熟成することについては賛否分かれると思いますが、その是非は国やメーカーではなく消費者に託して欲しいです。
つまらない法律に縛られること無く旬粋に美味い泡盛が飲める日が来るといいですね。
ちなみ《八重泉 BARREL》は限定2000本なので興味のある方は飲めるうちに飲んだほうがいいですよ。
では今夜も良い夜を♪
※営業時間やお店の場所、連絡先等はプロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
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このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。
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これと
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《泡波》は波照間島で造られている幻の泡盛
《八重泉グリーンボトル》は泡盛をヨーロピアンオークで熟成させた泡盛
今回紹介する《八重泉 BARREL》は、その《八重泉グリーンボトル》の原酒になります。
最初に《八重泉グリーンボトル》をのんだ時、「もう少し熟成したらもっと美味くなるかも」と思ったんですが、残念ながら泡盛を長期樽熟成することは無理なんですよね。
正確には熟成させることは可能だけど販売することが出来ないんです。
それは、酒税法なる法律で「色が濃い焼酎は売ってはいけません」と決まっていて、泡盛も法律上は焼酎に分類されるので、いくら望んでも長期樽熟成の泡盛は一般の人は飲めないんです。
『酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達』
令第56条第3項後段《承認を受ける義務》に規定する木製の容器に貯蔵したしょうちゅう等を移出する場合の承認
(1) 着色度
貯蔵後のしょうちゅう等を移出する際にして、当該酒類について光電光度計を用いて430ナノメートル(nm)及び480ナノメートル(nm)の吸光度をそれぞれ測定し、その着色度がいずれも0.080以下となるもの。
何を言っているのかさっぱり分かりませんが、要するに「焼酎はウイスキーの10分の1以下の濃さじゃないと蒸留所の外の出してはいけませんよ」という事らしいです。
この法律に何の意味があるのか謎ですが、法律があるいじょう長期樽熟成した泡盛を販売したら違法となるわけです。
それなら
綺麗な琥珀色の《八重泉 BARREL》は違法?
確かに《泡盛》なら完全にアウトです。
が
《八重泉 BARREL》は泡盛じゃありません
アルコール度数40度ありますがリキュールです。
泡盛に糖を加えることでリキュールとして販売しちゃいました。
ただ、長期熟成と言っているけどラベルに年数表記が無く、八重泉のホームページを調べたのですが、そこにも熟成年数は載ってませんでした。
そこで、八重泉酒造に直接問い合わせたところ10年熟成物だそうです。
正直、これを飲んだとき僕は衝撃でした。
こんな泡盛が造れるんだと思うと同時に泡盛の可能性を感じました。
伝統を守ることはとても大事ですが、世界に目を向けて新たなる挑戦をすることも大事じゃないですかね。
新しい考えを受け入れても、昔ながらの伝統的泡盛がくなるとも思えないんですが、
昔ながらの泡盛も新しい泡盛も両方有り
というわけにはいかないのでしょうか
その意味では《泡盛》の冠を外してまで販売した《八重泉 BARREL》はすばらしい挑戦だと僕は思います。
泡盛を樽熟成することについては賛否分かれると思いますが、その是非は国やメーカーではなく消費者に託して欲しいです。
つまらない法律に縛られること無く旬粋に美味い泡盛が飲める日が来るといいですね。
ちなみ《八重泉 BARREL》は限定2000本なので興味のある方は飲めるうちに飲んだほうがいいですよ。
では今夜も良い夜を♪
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