今日紹介するお酒はこちらです。



このラベル読めますか?


数式みたいですね

もちろん数式ではなくこのお酒の名前ですよ

これで《ライ・ワン》と読みます。


ではあらためて

今日紹介するお酒は

《ジムビーム･ライ･ワン》です。

ジムビーム蒸留所がリリースした

ライウイスキーです。

｢定番のジムビーム・ライよりも、ライのフレーバーがストレートに感じられ、口当たりスムースな洗練されたワンランク上のライ・ウイスキー｣　

｢どちらかといえば、カクテルのベースというイメージのあるライウイスキーをストレートやロックで味わってもらいたい｣

とジムビームのホームページで紹介されています



そもそもですが

ライウイスキーて何？

分かっているようで分からなかったりします


ライウイスキーはバーボンと同じアメリカンウイスキーで、

製法はバーボンとほぼ一緒

大な違いは

原材料におけるライ麦ととうもろこしの比率だけです


バーボンは原材料の51%以上がとうもろこしで

ライウイスキーは原材料の51%以上がライ麦

この違いです。


そして、ライウイスキーは

ドイツ系の移民たちによって

アメリカで最初に造られたウイスキーでもあります


アメリカのウイスキーといえば

バーボンというイメージですが

ケンタッキーでバーボンウイスキーが造られたのが

18世紀末から、19世紀ごろ

ライウイスキーが造られたのが

17世紀後半ごろといわれていて

バーボンウイスキーより

ライウイスキーの方が歴史が古いんです


アメリカで最初にウイスキーを造ったのが

アイルランド人やスコットランド人ではなく

ドイツ系の人達で

しかもライウイスキーだったなんて意外ですね


しかし、現在ではバーボンウイスキーと比べると

ライウイスキーは圧倒的に生産量が少なく

銘柄も

14銘柄しかありません(2017年12月現在)

その理由としては

小麦の大量生産によって

ライ麦の需要が無くなり

生産がどんどん減っていったことと

そしてもうひとつ

ライ麦は小麦やとうもろこしと比べて

デンプン量が少ないため糖化が困難で

コストがかかるということです


ライ麦は寒さに強く

痩せた土壌など

通常の植物には厳しいとされる環境でも育ち

食用または飼料用として

広くヨーロッパや北アメリカを中心に

広く栽培されていました


しかし

現在では小麦より高値で取引されていて

ライ麦は健康に気を使うセレブの食べ物になってしまいした

なんか不思議な話ですね。



それでは、台風に注意しながら良い夜を♪