今回紹介するお酒は《レミーマルタンVSOP》です。


写真を見て「あれ?何か違う」と思った方はバブル経験者ですね。

《レミーマルタンVSOP》は昔とボトルデザインが変わりました。

昔のデザインがこれです。


で今のがこれ


それでも「あれ?違う」ですよね。


全然違う（笑）

実は今回紹介している写真のボトルはスキットルボトル又はポケットボトルと呼ばれているやつです。

なんせ狭い店なので、物理的な問題によりフルボトルが置けないんです。


レミーマルタンは《レミー》と呼ばれていて、《ヘネシー》と並んでバブリーな香りがプンプンするお酒でした。

もっともそう思うのはバブル世代のおじさん達だけで、バブルを経験していない若い世代はそんなことは無いかも知れませんが。

確かに、とんでもない値段のレミーマルタンもあります。

こちらの⇒レミーマルタン　ルイ13世 レア・カスク42.6 は（税込）￥4,280,000します。

AクラスやBクラスのベンツが新車で買えます。

1シリーズ、や2シリーズのBMWが

ロードスターもCRZも86GTだって買えちゃうのに

お酒1本にその値段

いったい誰が買うんでしょうね。

一口にブランデーと言っても相当な差がありますね。

でも、この差ってなんでしょう。

レア物やプレミアム商品などは別として、ブランデーの値段はその等級で大体決まります。

でもこの等級がまたややこしい

厳密な統一規格がないので、それぞれのメーカーが独自に『VO』『VSO』『VSOP』『XO』などといった物や、他には『EXTRA』『NAPOLEON』『★★★（スリースター）』など出している。

そう、よく聞く「ナポレオン」はブランデーの銘柄じゃなくて等級なんです。

だから「俺は、ナポレオン、ダブルで」なんて注文は、「何の？」て事になります。

本人はかっこつけているつもりでも、「ブランデーの事何も知らないんだ」と思われますよ。

ちなみに
●コニャック
熟成年数３年以上・・・スリースター
熟成年数５年以上・・・VSOP（Very Superioe Old Paleの略）
熟成年数７年以上・・・XO（Extra Oldの略）、エクストラ、ナポレオン

●アルマニャック
熟成年数２年以上・・・スリースター
熟成年数５年以上・・・VO（Very Oldの略）、VSOP
熟成年数６年以上・・・XO、エクストラ、ナポレオン

微妙に違うし

それでも、ブランデーの２大産地であるコニャックとアルマニャックは、熟成年数による基準を定めているからまだ良いけど、他のブランデーには特に基準が無いので、同じ『VSOP』や『XO』でも熟成年数がバラバラだったりするので厄介です。

さらにサントリーは「XOスーペリア」「XOスーパーデラックス」「XOデラックス」「XOシルキー」とか「XO」だらけで訳わかんない。

ブランデーもウイスキーみたいに「ブレンドされている樽の中で一番若い年数を表記する」でいいんじゃない。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回につづく

それでは良い夜を♪


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