すごいのを二本いっぺんに入れちゃうよPART2

ISLAY(アイラ)

2014年04月04日 21:02

PART2はこれ

《ブルイックラディィ・ザ・ポタニスト》

ブルイックラディの名前でおや?と思った方はそうとうのお酒好きですね。

そうこのジンは、かの有名な(かどうか分からないけど)アイラ島で造られた初めての「アイラ ジン」です。

なんでモルトウイスキーの聖地アイラ島でジン?

と思わなくも無いのですが、ブルイックラディ蒸留所のマスターディスティラーであるジム・マッキュワン氏が、どうしても造りたっかたらしく、アイラ島に住んでいる植物学者(ポタニスト)の協力を得て、造ったのがこの《ザ・ボタニスト》です。

BOTANIST、日本語で植物学者という意味なんですが、そのまんまのネーミングって、なんだか分かる様な分からないような・・・

このジンの特徴は、アイラ島に自生する22種類の植物を含む31種類のハーブ、スパイスなどのボタニカル(植物)をじっくりと漬け込み、アグリーベティーと名づけられた世界最後のローモンドスティルでの3回蒸留、そしてノンチルフィルターでボトリングしています。

ローモンドスティル?

ノンチルフィルター?

何それ?

と思った人のためにプチ解説すると

ローモンドスティルというのは 1950年頃にカナダのハイラム・ウォーカー社がバランタイン社のために開発した蒸溜器で、かつてはグレンバーギーやミルトンダフ蒸溜所で使われてましたが、1970年にスキャパに移設、その後いくつかの蒸留所の手に渡りましたが、扱いの難しさ、生産効率の悪さなどの理由で、1980年頃からほとんど使用される事はなくなりました。

ジム・マッキュワン氏は、あえてその骨董品ともいえる蒸留器(ポットスティル)を持ち出してこのアイラ初のジンを造ったんですね。

現在この蒸留器(ポットスティル)が世界最後のローモンドスティルと言われてます。

そして、ウイスキーを含む蒸留酒は冷やすと白くにごったりする事があり、そのにごり成分を取り除くために冷却ろ過します。これをチルフィルターといいます。ですから、ノンチルフィルターとは冷却ろ過を行わないことを示します。

さらに、この《ザ・ポタニスト》のボトルネックには使用している植物を明記しています。

これ企業秘密でもおかしくないんですけど・・・

随所にジム・マッキュワン氏意気込みを感じますね。

とはいえ植物のことはほとんど分からない僕には、植物を英語で記載されても何の事かさっぱり分からないです。

例えば、mentha piperita、これはペパーミント

このぐらいは何とかなります。

しかし、

Mentha villosa、ケンタッキー・カーネル・ミント

なんじゃそれ???

どうしてもあの白い服を着たおじさんしか浮かばない。

filipendula ulmariaは辞書を引くと西洋夏雪草とありました。

他にも

Betula pubescensはヨーロッパダケカンバ

Crataegus monogynaはセイヨウサンザシ

和名でも分かりません・・・
 
myrica galeは山桃の樹皮

やまももの樹皮?

それおいしい?

ちなみにGoogleで翻訳すると「山桃の強風」とでました。

もう何の事かわけが分からん(笑)

最後にあったartemisia absinthumは分かりました。

ニガヨモギ、フーチバーですね

これは食べた事もあります。

とりあえず植物図鑑が必要です。

どなたか植物に詳しい方僕にレクチャーしてください。

報酬はポタニスト(植物学者)をさしあげます。

いずれにしても、世界最後のポットスティルで蒸留した世界初のアイラジン。

「アイラ」の名を掲げている僕の店としては、これは置かないとだめでしょう(笑)

それでは今夜も良い夜を♪


追記
プロフィールに営業時間、連絡先、メニュー等、記載しておきますので利用して下さい。(メニューは随時更新します。)
《shot bar ISLAY》の詳しい場所や、黒板ギャラリーはこちらから→ISLAYホームページ

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