修道院であんなことしているなんて

ISLAY(アイラ)

2015年10月08日 22:10

今日紹介するのは《エギュベル・ジン》です。


ジンは、オランダ生まれでイギリス育ちのスピリッツで、もともとは、解熱・健胃・利尿に効く薬として発売されていました。

オランダの養命酒だったわけです。

そして、オランダのオレンジ公ウイリアム(ウイリアム3世)がイギリス国王になり、ジンはイギリスへ伝わりロンドンで大流行しました。

さらに、19世紀にドライで軽い、ロンドン・ジンが登場し、世界的に大ヒットします。

今では、ビフィーター、ゴードン、タンカレー、プリマスなどの有名なジンはみんなロンドンドライジンですね。

もちろんオランダだって世界最古のジンであるボルスがあるし、ドイツにはシュタインヘイガー、アメリカにはボンベイ・サファイアがある 

日本にだって・・・

ある

一応

まあそれは置いといて

日本人とジンの付き合いは以外に古くて、江戸時代のは長崎の出島あたりで飲まれていたらしい。

そして、明治時代には当時の横浜グランド・ホテルでジンベースのミリオンダラーカクテルが誕生している。
 
もうひとつ付け加えるならチュウハイやサワーは焼酎甲類がベースで、最初の焼酎甲類は明治43(1910)年に発売されたが、この焼酎はジンの蒸留器で造られているんです。

もしジンが無かったらウーロンハイも梅サワーも無かったかも。

話を戻しましょう。

今日紹介するエギュベル・ジン(Eyguebele Gin)は、イギリス産でも、アメリカ産でも、ロシア産でも、オランダ産でも、もちろん日本産でもない

ではどこか?

フランス修道院産

エギュベル・ジンは、南フランスのプロヴァンス地方、トラピスト派エギュベル修道院で、修道女(かどうかはわからない)が、造っているなんとなくありがたいジンなんです。

特徴はドライじゃ無いこと

どこに行ってもドライジンだらけの中、エギュベル・ジンは甘く、ジュニパーベリーの香りが華やかで、オレンジの皮、クローブの香り、さらにはバラのような香りの余韻が特徴で、マイルドな味わいのジンです。

ジントニックでも美味しいし、あえてエギュベル・ジンでマティーニというのもありだと思います。

ロンドン・ドライジンほどきつく無いのストレートやロックでも幸せになれます。

余談ですが同社は2001年6月にISO9002の認証を取得しているんです。

修道院なのにISO9002認証っておもしろいです。


では今夜も良い夜を♪

追記
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