《ショット バー アイラ》沖縄市(コザ)銀天街のbarでウイスキーを飲む

沖縄市銀天街にある小さなBARです。幻のバーボン、金賞受賞ウイスキー、絶版スコッチ、オリジナルカクテル、ハイネケン生、ここでしか飲めない命の水を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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Cocktail menu

スピリッツ

棚から牡丹餅的な話

今日紹介するお酒は

《IeRum Santa Maria》です
イエラム・サンタマリア・クリスタル
《イエラム・サンタマリア・クリスタル》

ステンレス槽で熟成させ

サトウキビのフレッシュな甘みと香りが特徴


そして
イエラム・サンタマリア・ゴールド
《イエラム・サンタマリア・ゴールド》

オーク樽で熟成させ

樽由来の香りとふくよかな味わいが特徴

イエラムとは

伊江島で造られているラムで

アサヒビールと九州沖縄農業研究センターが

共同で自動車向けバイオエタノール生産の

実証実験を伊江島で行っていたときの施設を

そのまま利用して

ラム酒『Ie Rum Santa Maria』を造っているんです

蒸留施設をそのまま使えるなんて

ラッキーですよね


その伊江島は

沖縄本島の本部半島からフェリーで30分ほどの所にある

直径9km北西9km周囲22.4kmの小さな島で

イエラムにつけられた「サンタマリア」という名は

江戸時代末期に伊江島に自生する

テッポウユリが海を渡り

ヨーロッパの人々にマリアの花(イースターリリー)として

愛され続けていることにちなんでつけられました




ラム酒には

さとうきびから砂糖を採った後に残る糖蜜から造る

インダストリアル・ラム(工業生産ラム)

サトウキビの搾り汁をそのまま発酵・蒸留して作る

アグリコール・ラム(農業生産ラム)の2種類あるのですが

世界で生産されているラム酒のほとんどが

インダストリアル・ラム(工業生産ラム)なのです


でも伊江島産のラム酒は

アグリコール・ラム(農業生産ラム)なんですね


なぜアグリコール・ラム(農業生産ラム)

少ないかというと

コストがかかるという理由ももちろんあるのですが

サトウキビは

刈り取った瞬間から

加水分解やバクテリア発酵が始まるため

栽培地の近くでないと

アグリコール・ラムは造れないんです


そのてん

伊江島はサトウキビ栽培が盛んなので

収穫してすぐ絞ってラム造りにが出来る

という地の利があり

アグリコール・ラムを造るのに

適していたというわけです


余談ですが

イギリスの『サンデー・ミラー(英語版)』紙によると

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの

大ブームのおかげでイギリスではラムが飛ぶように売れ

バーでもモヒート

ピニャ・コラーダ、マイタイ、キューバ・リブレ

といったラムベースのカクテルが好んで飲まれ

3作目となる

『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

が公開された2007年のダーク・ラム消費量は

前年比31%増という数字を叩き出し

イギリスのテスコではゴールデンラムの売上が

前年比65%増になったという


ラムは乱痴気騒ぎを意味するランバリオン:rumbullion

が語源といわれてますが(諸説あります)

ぐれぐれも人格が崩壊しない程度で楽しんで下さいね


それでは今夜も良い夜を♪

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