ウイスキー
「禁酒?するわけないだろう」「禁煙?クソ食らえ」そんな君が好き
今日紹介するお酒は
《プラットバレー・ストーンジャク》です
前回は
100%小麦を使用したホイート(ウィート)ウイスキー
を紹介しましたが
今回はコーンウイスキーを紹介します
コーンウイスキーというからには
原材料は当然とうもろこしなのですが
バーボンの原材料もとうもろこしですよね
なにがちがうんでしょう
使用されているとうもろこしの比率が違います
と片付けられたらいいのですが
そんな簡単なはなしでもないんです
バーボンとコーンウイスキーの違いをネットで検索すると
原材料に使用されるとうもろこしの比率が
51%以上80%未満なのがバーボンで
81%以上とうもろこしを使用しているのが
コーンウイスキーです
と説明している記事があります
でもこれ間違いです
もしこの定義が正しいのなら
原材料に使われているとうもろこしの比率が86%の
I.W.ハーパーはコーンウイスキーということになります
が
もちろんI.W.ハーパーは
コーンウイスキーではありません
ではバーボンウイスキーと
コーンウイスキーの違いは
どこにあるのでしょう
それを規定している連邦アルコール法では
バーボンウイスキーとは
原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含み
アルコール度数80度以下で蒸溜
さらに内面を焦がしたホワイトオークの新樽で
アルコール度数62.5度以下で熟成し
アルコール度数40度以上で瓶詰めしたもの
となってます
原材料に使われている
とうもろこしの下限はあっても
上限は定められていないんでです
では逆になぜ
I.W.ハーパーはコーンウイスキーじゃないのか?
86%がとうもろこしならコーンウイスキーと名乗れるのか?
だめです
例えとうもろこしの使用量が80%を越えていても
I.W.ハーパーはコーンウイスキーと名乗れません
なぜなら
コーンウイスキーと名乗るには
1:原料はトウモロコシが80%以上
2:内側を焦がしたオークの新樽で熟成させてはいけない
という二つの条件を満たしてないといけません
じつはこの二番目の定義が
バーボンとコーンウイスキーの決定的な違いです
もし《I.W.ハーパー》が
内側を焦がしていないオークの新樽か
再利用した樽で熟成させているなら
ストレートコーンウイスキーになるし
《プラットバレー》を
内側を焦がしたオークの新樽で熟成させたら
ストレートバーボンウイスキーになります
なので
《I.W.ハーパー》はバーボンウイスキーだし
《プラットバレー》はコーンウイスキーになります
ただ少し気になるのが
《プラットバレー》のラベルには
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
と表記しています
でもこの
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
って
100パーセントとうもろこしを使ってますよ
としか受け取れないですよね
でも原材料は100%とうもろこしではないんです
トウモロコシを糖化させる過程で
モルト(大麦麦芽)を12%加えてます
なので
88%STRAIGHT
CORN WHISKEY
が正しいのではないかと思うのですが
それとも
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
とは
原材料にコーンだけを使ってるという意味ではなく
コーンウイスキーだけを使っていて
他のウイスキーは混ぜてないですよ
という意味なのでしょうかね
ちなみに
《プラットバレー》が造られているミズーリ州は
バーボンウイスキーで有名な
ケンタッキー州の西隣に位置するのですが
このミズーリ州
あの悪名高い禁酒法を
ことごとく拒否した州としても知られています
ケンタッキー州の南隣にあるテネシー州は
今でも禁酒法が施行されているということを考えると
お隣さんでもずいぶん違うものですね
それではまだまだ寝苦しいですが良い夜を♪
※営業時間やお店の場所、連絡先等はプロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
読者登録すると最新の情報をメールでお知らせします。
なお、このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。
《プラットバレー・ストーンジャク》です
前回は
100%小麦を使用したホイート(ウィート)ウイスキー
を紹介しましたが
今回はコーンウイスキーを紹介します
コーンウイスキーというからには
原材料は当然とうもろこしなのですが
バーボンの原材料もとうもろこしですよね
なにがちがうんでしょう
使用されているとうもろこしの比率が違います
と片付けられたらいいのですが
そんな簡単なはなしでもないんです
バーボンとコーンウイスキーの違いをネットで検索すると
原材料に使用されるとうもろこしの比率が
51%以上80%未満なのがバーボンで
81%以上とうもろこしを使用しているのが
コーンウイスキーです
と説明している記事があります
でもこれ間違いです
もしこの定義が正しいのなら
原材料に使われているとうもろこしの比率が86%の
I.W.ハーパーはコーンウイスキーということになります
が
もちろんI.W.ハーパーは
コーンウイスキーではありません
ではバーボンウイスキーと
コーンウイスキーの違いは
どこにあるのでしょう
それを規定している連邦アルコール法では
バーボンウイスキーとは
原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含み
アルコール度数80度以下で蒸溜
さらに内面を焦がしたホワイトオークの新樽で
アルコール度数62.5度以下で熟成し
アルコール度数40度以上で瓶詰めしたもの
となってます
原材料に使われている
とうもろこしの下限はあっても
上限は定められていないんでです
では逆になぜ
I.W.ハーパーはコーンウイスキーじゃないのか?
86%がとうもろこしならコーンウイスキーと名乗れるのか?
だめです
例えとうもろこしの使用量が80%を越えていても
I.W.ハーパーはコーンウイスキーと名乗れません
なぜなら
コーンウイスキーと名乗るには
1:原料はトウモロコシが80%以上
2:内側を焦がしたオークの新樽で熟成させてはいけない
という二つの条件を満たしてないといけません
じつはこの二番目の定義が
バーボンとコーンウイスキーの決定的な違いです
もし《I.W.ハーパー》が
内側を焦がしていないオークの新樽か
再利用した樽で熟成させているなら
ストレートコーンウイスキーになるし
《プラットバレー》を
内側を焦がしたオークの新樽で熟成させたら
ストレートバーボンウイスキーになります
なので
《I.W.ハーパー》はバーボンウイスキーだし
《プラットバレー》はコーンウイスキーになります
ただ少し気になるのが
《プラットバレー》のラベルには
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
と表記しています
でもこの
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
って
100パーセントとうもろこしを使ってますよ
としか受け取れないですよね
でも原材料は100%とうもろこしではないんです
トウモロコシを糖化させる過程で
モルト(大麦麦芽)を12%加えてます
なので
88%STRAIGHT
CORN WHISKEY
が正しいのではないかと思うのですが
それとも
100%STRAIGHT
CORN WHISKEY
とは
原材料にコーンだけを使ってるという意味ではなく
コーンウイスキーだけを使っていて
他のウイスキーは混ぜてないですよ
という意味なのでしょうかね
ちなみに
《プラットバレー》が造られているミズーリ州は
バーボンウイスキーで有名な
ケンタッキー州の西隣に位置するのですが
このミズーリ州
あの悪名高い禁酒法を
ことごとく拒否した州としても知られています
ケンタッキー州の南隣にあるテネシー州は
今でも禁酒法が施行されているということを考えると
お隣さんでもずいぶん違うものですね
それではまだまだ寝苦しいですが良い夜を♪
※営業時間やお店の場所、連絡先等はプロフィールをご覧下さい
メニューは記事の下部、又は上部にあります。
読者登録すると最新の情報をメールでお知らせします。
なお、このブログに関する誹謗中傷一切受け付けます。