｢ライムかレモンのジュースをジンとまぜて、砂糖とビターを入れれば、ギムレットが出来ると思っている。本当のギムレットはジンとローズのライムジュースを半分ずつ、他には何も入れないんだ。マティーニなんかとてもかなわない｣


レイモンド・チャンドラーの《ロンググッバイ》でのテリー・レノックスのセリフですね。


何年か前に軍で働いている友人が、ローズ社のライムを手に入れたのでテリーのレシピ通りに作ったのですが


甘すぎて飲めません(?_?)


当時と今ではライムジュースが違うのか、別のライムジュースがあるのか、テリー・レノックスの味覚がおかしいのか、分からないですが、とてもドライとは言えないしろものでした。


僕のレシピはタンカレードライジンとフレッシュライムのシェイクですが、ある本で｢砂糖を加える事で、ライムの野性的な酸味を上手く手なずけ、より深いギムレットが出来る｣と書いてあったので試してみましたが、僕の好みではなかったです。

ので今でもジンとライムのシェイクです。


2種類の飲み物が混ざり合う事で、どちらとも違う別の飲み物になる。

人と人の出会いも同じかも知れませんね。

それではよい夜を♪