バーボンウイスキー
必ず帰ってくると信じていたから
最近のブログは、休みのお知らせばかりで全然お酒のことを書いてなくてすいません。
ということで、今回は3本いっきにいきます。
まずは《ケンタッキー・ヴィンテージ》

そして《ピュア・ケンタッキーXO》

3本目が《ウィレット・ファミリー・エステート・ライ》

この3本のウイスキーには共通点が2つあります。
ひとつは3本ともスモールバッチということ
そしてもうひとつは、ウィレット蒸留所です。
ウィレット蒸留所は2012年まで「ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ」という会社でした。
「ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ」は大手企業の傘下に入らず、家族経営を守り続けて、《ノアーズミル》や《ローワンズクリーク》など多くの銘酒をリリースしています。
が、じつは、《ノアーズミル》も《ローワンズクリーク》も現在は自社での蒸留は行わず、他の蒸留所で蒸留したウイスキーを購入し、熟成と瓶詰めだけを自社で行っています。
ウィレット蒸留所は1936年にランバート・ウィレット氏が《ウィレット・ディスティーリング・カンパニー》を設立したのが始まりで、その頃は自社で蒸留を行っていました。
その後も家族経営を守り続け8つのウェアハウスと48,623樽の原酒をもつまでに成長しました。
しかしある理由からウイスキーの蒸留が出来なくなってしまったのです。
それはは1970年にさかのぼります。
そのころ世界を揺るがす大事件が起こりました。
ちょっと年配の方は、主婦がトイレットペーパーを買い占めて、スーパーの陳列棚が空っぽになっている映像を見たことがあるとおもいます。
そうオイルショックです。
そのオイルショックがあった1970年代に、ウィレット蒸留所は大きな経営転換をしました。
それまで造っていたウイスキーの蒸留をを止めてエタノール製造工場にに切り替えたんです。
嗜好品であるウイスキーよりエネルギーとなるエタノールを製造するほうが良いと考えたのかもしれません。
ただ、その判断が最悪の結果を招きます。
エネルギー危機その後収縮に向かい、エタノール製造をメインに運営していたウィレット蒸留所は経営破たんに追い込まれ、1980年代初頭には、蒸留所は完全にストップしてしまいます。
以後、社名を「ケンタッキー・バーボン・ディスティラー」に変更し蒸留所が停止する前に熟成させていたバーボンを販売してましたが、それがつきると他の蒸留所から原酒を樽で購入し、熟成と瓶詰めだけを自社で行い販売していました。
しかし、ついに2012年1月に2基のポットスティルと1基のコラムスティルで再びオリジナルのバーボンの蒸留を開始し、その際に社名を「ケンタッキーバーボン社」から「ウィレット蒸留所」に変更しました。
そして2016年にはウィレット蒸留所として最初のウイスキーがリリースされす。
今回紹介する3本のウイスキーのうち《ケンタッキー・ヴィンテージ》と《ピュア・ケンタッキーXO》はケンタッキー・バーボン・ディスティラーズが熟成盆詰めを行ったバーボンウイスキーで、《ウィレット・ファミリー・エステート・ライ》は約30年ぶりにウィレット蒸留所が蒸留したライウイスキーです。
家族で一丸となって経営をし業績を伸ばしていったが、経営判断を誤って一時は自力でウイスキーを作ることが出来なくなり、それでも「ボトラーズブランド」として、《ノアーズミル》《ローワンズクリーク》《ウィレット ポットスティル》など銘酒をリリースしてきた「ウィレット蒸留所」
自社蒸留が出来なかったころ「ウィレット蒸留所」を名乗らなかったのは、もう一度蒸留所として再起し先祖からもらった「ウィレット」の名を復活させるという決意の表れだったのかも知れませんね。
まだ蒸留所としては若いですが、これからの《ウィレット蒸留所》に期待したいです。
では今夜も良い夜を♪
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3本目が《ウィレット・ファミリー・エステート・ライ》
この3本のウイスキーには共通点が2つあります。
ひとつは3本ともスモールバッチということ
そしてもうひとつは、ウィレット蒸留所です。
ウィレット蒸留所は2012年まで「ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ」という会社でした。
「ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ」は大手企業の傘下に入らず、家族経営を守り続けて、《ノアーズミル》や《ローワンズクリーク》など多くの銘酒をリリースしています。
が、じつは、《ノアーズミル》も《ローワンズクリーク》も現在は自社での蒸留は行わず、他の蒸留所で蒸留したウイスキーを購入し、熟成と瓶詰めだけを自社で行っています。
ウィレット蒸留所は1936年にランバート・ウィレット氏が《ウィレット・ディスティーリング・カンパニー》を設立したのが始まりで、その頃は自社で蒸留を行っていました。
その後も家族経営を守り続け8つのウェアハウスと48,623樽の原酒をもつまでに成長しました。
しかしある理由からウイスキーの蒸留が出来なくなってしまったのです。
それはは1970年にさかのぼります。
そのころ世界を揺るがす大事件が起こりました。
ちょっと年配の方は、主婦がトイレットペーパーを買い占めて、スーパーの陳列棚が空っぽになっている映像を見たことがあるとおもいます。
そうオイルショックです。
そのオイルショックがあった1970年代に、ウィレット蒸留所は大きな経営転換をしました。
それまで造っていたウイスキーの蒸留をを止めてエタノール製造工場にに切り替えたんです。
嗜好品であるウイスキーよりエネルギーとなるエタノールを製造するほうが良いと考えたのかもしれません。
ただ、その判断が最悪の結果を招きます。
エネルギー危機その後収縮に向かい、エタノール製造をメインに運営していたウィレット蒸留所は経営破たんに追い込まれ、1980年代初頭には、蒸留所は完全にストップしてしまいます。
以後、社名を「ケンタッキー・バーボン・ディスティラー」に変更し蒸留所が停止する前に熟成させていたバーボンを販売してましたが、それがつきると他の蒸留所から原酒を樽で購入し、熟成と瓶詰めだけを自社で行い販売していました。
しかし、ついに2012年1月に2基のポットスティルと1基のコラムスティルで再びオリジナルのバーボンの蒸留を開始し、その際に社名を「ケンタッキーバーボン社」から「ウィレット蒸留所」に変更しました。
そして2016年にはウィレット蒸留所として最初のウイスキーがリリースされす。
今回紹介する3本のウイスキーのうち《ケンタッキー・ヴィンテージ》と《ピュア・ケンタッキーXO》はケンタッキー・バーボン・ディスティラーズが熟成盆詰めを行ったバーボンウイスキーで、《ウィレット・ファミリー・エステート・ライ》は約30年ぶりにウィレット蒸留所が蒸留したライウイスキーです。
家族で一丸となって経営をし業績を伸ばしていったが、経営判断を誤って一時は自力でウイスキーを作ることが出来なくなり、それでも「ボトラーズブランド」として、《ノアーズミル》《ローワンズクリーク》《ウィレット ポットスティル》など銘酒をリリースしてきた「ウィレット蒸留所」
自社蒸留が出来なかったころ「ウィレット蒸留所」を名乗らなかったのは、もう一度蒸留所として再起し先祖からもらった「ウィレット」の名を復活させるという決意の表れだったのかも知れませんね。
まだ蒸留所としては若いですが、これからの《ウィレット蒸留所》に期待したいです。
では今夜も良い夜を♪
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